考えてみればこれが4DX初体験。
行ってまいりましたサンライズ 4DX コレクション。
時間を作るのに少々苦心しましたが、4DXを一度は体験しておかねばなりますまい。
内容に関してはそれこそ何回見たか忘れるくらい見ていますので、主に演出面でのレビューをします。
期間限定週替わりロードショー
気をつけたい一番のポイントはここ。
今回のサンライズ4DXコレクションは00単独ではなくボトムズとクラッシャージョウも上映しており、週替わりのシステム。
なので映画館のスケジュールを確認しておかねばなりません。
ユナイテッドシネマのホームページからちゃんとチェックしてから劇場に向かいましょう。
通常の映画より少々高めの大人2,400円なのでそこにもご注意を。
まるでアトラクション
実のところ4DXと4Kを勘違いしてて「よくは分からんけど絵がめっちゃ綺麗なんだろ?」と考えながら劇場に足を運びました。
これは最近BDBOXを購入した際、劇場版4KウルトラHD-BDがあったことで脳が混同していたことに起因します。
事前にものごとをちゃんと調べてないとも言えますが。
しかし、そんな4DX初心者の私にでも「4DXとはこういうものだ」と理解できるように本編開始前に劇場の方でデモ映像を流してくれます。
正直言って、このデモ映像の時点で既に圧倒されました。
だってまさかシートがあんなに揺れるとは思ってなかったし顔に水吹き付けられたのは何事かと思ったし。
肘置きに水のオンオフボタンがウオシュレットみたいに付いてたのには気づいてたんですが、あんな風に水が出て来るとは想定外でした。
なるほど、これが4DXか。
入場前に荷物をロッカーに預けておいて本当に良かった。
シートがガッコンガッコン揺れる都合上カバン類を胸に抱えてないといけないし、4DXを心置きなく楽しむには手ぶらスタイルが最適解のようです。
そうこうしているうちに本編。
劇中の至る所で振動、フラッシュ、煙などの効果が発生します。
感心したのはシートがただ乱暴に動くだけではなく、車で走行しているかのような揺れ、背もたれから来る微細な挙動、なんとも言えぬゆったりとした動きと結構多彩な点。
しかしそこはガンダム00なので、戦闘シーンともなるともの凄く振動します。
正直体重軽めの人なら投げ出されるかもしれないくらいのロデオっぷり。
体感的にはニール VS. サーシェスの時のデュナメスコックピット内ぐらい揺れるところがあります。
いやこれシートベルト付けないと危ないだろと、ずり落ちそうになる体を元の位置に戻しながら思いました。
これは視聴に制限があることに納得。
(※子供、妊婦、ご年配の方、乗り物に弱い方、敏感な方は観られません)
で、「このシーンでこんなに大迫力ならクライマックスはどうなってしまうんだ…?」と危惧しましたが、危惧した通りすごいことになりました。
重ねて言いますけど手ぶらで観て本当に良かった。
ビームの時に耳元をくすぐる風
ほぼほぼ満足でしたが気になるのがビームの表現。
シーンによってはビームを撃つごとに「プシュッ」と耳元でスプレーのような何かが噴射されます。
最初はビビりました。
しかし慣れて来ると、ビームライフルくらいの火線が走る時には大体「プシュプシュ」来るので次第にうっとおしくなります。
耳元でやられるから実際のビーム音より気の抜けた空気音の方が大きく聞こえるし、何より風圧がイヤ。
これに関しては今後ビームライフルの音源をどうするか、要検討ではないかと思われます。
飛び交うビーム!
うおお燃えるぜ!!
「プシュプシュプシュプシュ…」
うるせえ!!!
総評
乗り物に強ければ行って損はなし。
振動は結構臨場感あって、ちょっとMS乗りの気持ちを味わえるし「え、ここで風が吹くんだ」のような意外なギミックも多数盛り込まれています。
ただし前述の通り、結構肉体に刺激的なのでそういう系に弱い方や体調を崩している日は様子見した方が良いかも知れません。
本当にかなりの揺れが来ますからね。
こんな中でポップコーン食える人は凄いですよ。
劇場版00製作当時は4DXを採用することは考えていなかったとは思いますが、演出にかなりマッチしていたので十分に楽しめる仕上がりになっていました。
それでもあのビーム演出はないな。
くどいようですが、00の他にもボトムズ、クラッシャージョウが上映していますので、お近くの劇場と日程をよくよくご確認下さい。
おまけ。
劇場に飾られていたブラックパンサー。