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機動戦士ガンダム00 integrated G-ROOMS 再読

 
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購入したのはもう何年も昔だったのですが、ダブルオー十周年ということで色々と再燃し、再読したところ以前記事にした時とはまた違う視点で読めたので記事をリライトしました。

当時はGN-Xの素敵カットと映画ソレスタルビーイングに気を取られすぎていたのですが、本書は映像本編で描き切れなかった、あの世界で生きる人々の生活やガンダムという変化が現れた時に対する人々の反応を高品質な作画とともに描写する非常に贅沢な一冊です。

そういう意味では当時ちゃんと読んでいなかったことを反省しています。

メイキングは私が模型にあまり造詣がないためすごさが今一つ分からなくて申し訳ないのですが、プラモで出てない機体を一から作り上げることが大変な仕事だということぐらいは分かります。

というか全部CGだと思ってました。

 

以下、改めて心ひかれた記事をピックアップします。

 

アンフ好きすぎ問題(P.036-039)

 

旧型の機体? 分かってるよそんなこと。でもアンフは中東はじめ世界中で使われてるんだよ!

というのを筋道立てて解説してて、しまいにはアンフがどの地帯でどのように活用されているかを世界地図と円グラフで表現して「言われてみればそうかも…」と妙に納得してしまう記事でした。

 

アンフのメイン動力は旧来の化石燃料(後期は化学反応型燃料)

ゆえに中東国家でウケがいい

故障率が低いし修繕も容易だし何より安価

GN-Xは確かに高性能だけど皆が皆スポーツカー買えるわけじゃないでしょ?

 

また他のページにはアニメでは省略されているアンフの「足」の細部が描き込まれており、圧巻というかMSにここまで詳細な設定をしてあるというのに改めて感動しました。

これらの設定を知ったうえでまた本編を見直すと「あそこのシーンでも本当はアンフの足には雑納入れがついてて…」とまた違った楽しみ方が出来そう。

 

PMCトラストの別の一面(P.012-015)

 

主にあの戦争屋のおかげであまりいい印象はありませんでしたが、農業地に建設されたエネルギー施設の防衛などの任につく部隊もあるというのが描かれています。

それはAEUが軌道エレベーター開発に遅れていたせいで別方式のエネルギーを模索する必要があったという理由が前提としてあり、軍で対応しきれないケースを請け負うPMCトラストがAEUの軍部にとって有益な存在だったことが示唆されます。

 

また、現地で業務にあたる社員と本社広報部から来た社員の意識のズレも面白かったですね。面白いというか現実にもありそうだから納得しやすかったというか。

「こいつ一回も戦場に出たことないのになあ」と思いつつもサラのヘリオンを用意するくだりが良かったです。

 

劇場版ソレスタルビーイング裏話(おまけポスター)

 

映画ソレスタルビーイング撮影風景

変形に苦心するYUKIHIRO YOSHINO

 

映画「ソレスタルビーイング」のMS戦は特撮のようにスーツアクターが 全て演技していたという衝撃の事実を受けて発刊当時に描いたものです。マイスター役の人がそのまま スーツアクターをやっているのは考えにくいですがそうだったらいいな、と思って。

 

①前述の通りMSアクションは全て人間
②ということは実写映画
③ということはアレハンドロ様のそっくりさんをわざわざ連れて来た

 

というショッキングな真実でした。世界はどれだけコーナー家をコケにすれば気が済むんだぜ。

 

それと、ポスターでは下段に主要スタッフの名前が記載されており、そのほとんどが実在の人物のもじりなので(ワスケ・クロダとか) アリオスパイロットのジェニファーの役者さんの名前がおそらくはユキヒロ・ヨシノという 非常にセンセーショナルな事実が発覚してしまいました。

 

……おとこ!?

 

それ以外にも

 

「フラッグは世界警察としての役割を持たせた機体だからイナクトとは運用方針が異なる」「ELS来襲のその後」「アルヴァトーレがあんなに目立つカラーリングなのは世界を平和にした後のことを考えた」など00の世界観を掘り下げて広げる興味深い記事が掲載されています。

改めて感じるのはこの作品に関わった方々の熱量の大きさです。

それこそ放送から十年経ちましたが未だに楽しめるのは、そうした作り手の余熱が残っているせいではないかと時間が経った後だからこそ思えるのです。

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