最近寒い季節になるとダブルオーの劇場公開やってる気がします。
ガンダム映像新体験TOURの一環として2020年は劇場版の4DX版、スペシャルエディションI「ソレスタルビーイング」のULTIRA版、BESTIA版が上映されました。
そして今回スペエディのULTIRA版とBESTIA版を観てきましたので両者についてレビューします。
そもそもULTIRA、BESTIAって?
以前劇場版がULTIRA方式で公開された時に観に行きましたが、映像・音響において特殊かつハイクオリティな上映方式でした。
観に行ってきました「劇場版機動戦士ガンダム00」 ULTIRA上映。主にその効果についての記事です。※2019年11月8日(金)~21日(木)までの期間限定公開ですので気になる方はお早めに。 そもそも「[…]
公式によると
・天井まで届き、左右に広がる専用シルバー・スクリーンを用いた大迫力の画面
・最新テクノロジーの映像美
・立体音響によるクリアサウンド
(公式ホームページより一部参照)
が特徴とのこと。
詳細はイオンシネマホームページをご参照下さい。
前知識なしで訪問した前回は「そういや画面が大きかったような…?」という何とも張り合いのない感想を述べてしまいました。
今回はULTIRA方式を視聴する同じ日に通常方式の別の映画をたまたま観ておりまして、その視点から導き出された解は「やっぱ画面でけえわコレ」でした。
そして音響。
こちらは私のイケてない耳でもはっきり分かるし腹まで響く。
「こんな音立ててたんだ!」と新たな発見もありました。
特にアンフの駆動音とかですね。
ずいぶん複雑な音声だったんだなと今更驚かされました。
そしてBESTIA方式は
・壁面を覆う超大型スクリーン
・4KレーザープロジェクションシステムによるHDR映像
・3D音響システム
(公式ホームページより一部参照)
がウリ。
“BESTIA(ベスティア)” それは、次世代の映画館フォーマット。…
そして4KレーザープロジェクションはBESTIAの大型スクリーンと相性が良く、キセノンランププロジェクターと比較して表現力がダンチだそうです。
……
やっべぇULTIRAとの映像の違いが分からなかった…
もう「画面がデカい」ってだけで満足してた…
もう一回ULTIRAの方確認したい…
でも上映終わってるんだよな…(2020年12月現在。ULTIRA方式が先行して期間限定上映されました)
最初に上記の情報を知ってればもっと色合いとか注意して観てたと思うんですが、事前に情報をあまり入れないで観に行く派なので失礼しました。
ただ音響に関してはどちらも素晴らしく、腹に響き具合は甲乙つけがたい。
個人的にはBESTIA方式が好みでした。
演者さんの台詞もクッキリ耳に届くし息づかいまで分かるような音声でしたね。
ULTIRA、BESTIAどちらの方式でも私の貧しい耳でも「すごいことなってる」のは理解出来ましたので、劇場であの迫力を体感して頂きたいものです。
サーシェスとセルゲイに涙する
私も歳を取ったかもしれません。
あまり気にしないようにとは思ったんですが、スクリーンの中の藤原さんと石塚さんの名演を聞くと、その…ちょっと切なかったです。
なまじ音声がビビッドに響く分どうしても、ですね。
サーシェスは本当に生き生きした悪役だったなあ。
画面が大きいことによる利点
基本的にスペシャルエディションは家のTVでしか視聴したことがなかったわけで、今回劇場の大画面で堪能する事により今まで以上に細部を追えるようになったのです。
もう何回も観てたはずなんですがMSアクションで「オーこここんな動作入れてるんだ」と気付かされることも多く、隅々まで見渡せるようになった恩恵でしたね。
画面が大きいことによる難点
当たり前と言えば当たり前なんですけど、画面が大きい分通常ならあまり気にならない点がクローズアップされますので気になってしょうがなくなります。
具体的には大使とリボンズの疑惑のシーン、ツインベッドの部屋で片方のベッドだけシーツが乱れてたのが鮮明に見えて嫌だった。
薔薇の花が花瓶に植わってるのはまだいいわ。
でもあっちはモロじゃないですか。
あのシーンをつぶさに観ていたファンの方なら周知の事実でありましたでしょうが、あんなにばっちり魅せられたら視界に入りまくってしまいます。
あとどちらの方式も画面がデカすぎて座るなら真ん中あたりの座席がベストではないかと思われます。
最前列とか絶対首が痛くなる。
決めた、アタイMGデュナメス作るよ!!
普段からデュナメスは格好いいけどスペエディの活躍ぶりはやはり格別でしたね。
本当にもうメチャカッコよかった。
しかも大画面。
正直シビれました。
この感動が薄れないうちにMG製作に取り掛かりたい…年末には!!(完成しないフラグ)
まとめと注意点
とにかくこの上映方式、すごい(例の言い回し)ので、今回行けなかった方も次の機会に体験されてはいかがでしょうか。
多分これからもスペエディ劇場公開やるんじゃないかと予想してるんですよね。
ただ特殊な方式の難点として公開する劇場が限られている、ということもあるので無理にとは申せませんがあの迫力、息遣いまで聞こえてきそうな音声は一度体感して頂きたい。
余談ですけど私がULTIRA方式を観に行った劇場では上映終了時には周辺の交通機関が全て停止しているようなレイト時間で上映してまして「絶対これ鬼滅の刃にスクリーン圧迫されてるよ!!」と悪態つきながら宿に戻りました。
いや鬼滅自体は何も悪くないのですが。